ピーカーの"テッペン"ブログ

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クラウドソーシングは働き方を"変えない"4つの理由


クラウドソーシング、知ってますか?

 

一言で言うと、

ネット上で仕事を受発注できるサービス

のことです。

 

 

世界だと、

オーデスクとイーランスが合体して

Upwork(アップワーク)

 

日本だと、

クラウドワークス

ランサーズ

シュフティ

の3本柱ですね。

 

 

クラウドワークスは、上場していて、

シュフティの運営会社は上場予定(2017/3/8時点)

 

何れも会社規模は他の上場会社とくらべて

小さい規模ですが、

 

世の中から一定の評価を得られないと

上場できないので、

成功してると見ることもできるでしょう。

 

クラウドワークスなんかは、

財政、相当厳しそうだけどね。

平成29年9月期 第1四半期決算短信

 

四半期で3億円の売上、1億円の赤字でした。

 

彼らの合言葉は

クラウドソーシングで働き方を変える

 

です。

 

でも、働き方は変えません。

 

大部分の人の働き方は

変わっていないし、

今後も変えないでしょう。

 

 

実はピーカーは、以前同業でした。

当たり前だけど、

この業界については詳しいつもりです。

 

 

なぜ変わらないか?

というと、

 

1、単価が安すぎるから

仕事を出したことも受けたこともありますし、

先ほど挙げた全部を複数回利用したことがあります。

 

日本での話ですが、

仕事を出す側は

クラウドソーシングで安く仕事発注しようか

ってメンタリティなんです。

 

 

そして、

仕事によっては

それが実現できてしまいます。

 

2,仕事を受けたい人の方が多いからです。

 

ライティングとか、

デザイン、

簡単なweb製作などはそれが顕著です。

 

なので、

仕事を出す企業にとっては

利用価値があります。

 

 

お金を払うのは、

仕事を発注する側なので、

クラウドソーシングサービスは

どうしても企業寄りになります。

 

どの業界も一緒ですね。

 

実際、

ワーカーに会員登録してもらうのは

比較的簡単です。

 

簡単というのは、

効率よく広告とかで獲得できるって意味ですね。

比較的ね。

 

みんな仕事欲しいし、

登録、維持費は無料ですからね。

 

でも企業に仕事を発注させるのは

大変です。

 

アフィリエイトでも、

ワーカーの会員登録は、

1人100〜200円くらいの報酬

 

仕事を発注させるのは一件2,000円くらい

だったと思います。

 

一番本気でアフィリエイトで会員を集めていた最大手は、

現時点ではやめてしまっているので、

少し前の話になりますが。

 

3、要は仕事の供給が足りない

仕事を出すとたくさんの人からの応募があり、

単価は下がってしまうのです。

 

クラウドソーシングだけで、

純粋に生活してる人って

どれくらいいると思います?

 

 

ワーカーの会員が何十万人もいるなかで、

数百人とかそれくらいだと思います。

 

そして、そんな人はクラウドソーシングなんか無くても

稼げる人でしょう。

 

ざっくりで申し訳ないけど、

クラウドソーシングで働き方を変える

ってことは、

 

 

それで生活できている人が

何人いるか?でしょ。

 

 

 

少なくとも日本の人口の1%100万人くらい

そういう人がでるか、

 

その可能性を感じないと

ただの理想で終わるよね。

 

 

4,大手三社は本気で変えようとは思ってない

 

というか、

それ以上に、経営を維持するのが大変で、

それどころじゃないんだと思う。

 

 

まぁそれもお疲れ様って感じだけどね。

 

 

クラウドワークスの時価総額が

100億くらい、(2017/3/8時点)

 

上場して大金持ちになったら、人間満足しちゃうのかなって思うくらい

勢いがなくなった感がある。

 

って本気で世の中変えようと思ったら

あのタイミングでの上場はないよね。

 

でも、出資している人は

上場させて株を売って儲けないといけないから

仕方がないとも言えます。

 

四半期、三ヶ月ごとに結果を迫られて、

なんか大きなことやろうとしたら、

株主がゴチャゴチャいう。

 

 

まぁそれはさておき、

発注者が

お金出してもいい人に仕事依頼したい

ってなることと、

 

クラウドソーシングで出来ることは外注する文化が根付かないと

働き方は変わらないって話ね。

 

まぁスキルのない人を儲けさせる仕組みなんて

社会にとっていいかわかんないけど。

 

今のところ、

ワーカーの視点からの

クラウドソーシングの使い方は

 

どうしても他に選択肢がなくて

安いお金でも仕事を得ないといけない時の、

妥協の産物

 

本気で専門でやっていきたいと

こころざし始めたアマチュアの人が

練習で仕事してみる場所

って感じかな。

 

 

どう着地したらいいかわかんなくなってきたけど、

本当はもっともっと世の中に広まって、

人々の働き方の選択肢が増えるよう願って終わりにしましょうか。